久々に更新します。

タイルや石材等のセメント目地は、年月が経過すると欠けたり汚れてしまいます。

目地を再生するには、本来ですと目地切りをして目地セメントを入れ直さなければなりません。
ですが、場所により騒音を出してはまずい場所があります。また、目地切りにより石が欠けたりする場合があります。

今回はホテルのロビーですので音を出さず、限られた時間内に施工しなければなりません。
その結果、以下の方法で施工する事に致しました。

1.痛んでいるセメントを除去し、超微粒子セメントとエマルジョンで補修する。

2.フレスコスカラーで着色する。

3.石材の光沢を蘇らせる。

作業中の写真は以下の通りです。

施工前
DSCN3935

目地色つけ完了 磨き前
DSCN3940


施工前
DSCN3967

施工後
DSCN3979

フレスコスカラーを選択した理由ですが、実はこれは外装材用の塗料なんです。 
シラン・シロキサン系の含浸型塗料です。 この塗料はセルフクリーニング効果があります。
石床を洗浄する際、目地の汚れも一緒に除去していきます。要するに目地の美観を長期間維持する為に選択しました。

何故、セルフクリーニング?

この塗料は微微かにチョーキング現象を起こします。その為、汚れもチョーキングと一緒にとってしまうという理由です。

商品に関しましてはお気軽にお問合わせ下さい。
材料も小分けして販売できます。

宜しくお願い致します。